静岡県牧之原市の地域通貨「まきペイ」とは? 市民生活を豊かにするお得で楽しいキャッシュレス決済

牧之原市のイメージ画像

静岡県牧之原市で導入されている地域通貨「まきペイ」。

市民の暮らしを便利でお得にするだけでなく、地域経済の活性化や市民同士の助け合いにもつながっている地域通貨「まきペイ」の魅力に迫ります。

牧之原市商工企業課 ご担当者

まきペイのロゴ

引用:まきペイ公式サイト

「まきペイ」は、物価高騰の影響を受ける市民の購買力向上と市内事業者の売上増加を支援するため、2025年7月に誕生しました。

スマートフォンアプリやカードを使って市内の登録店舗で手軽に利用でき、チャージや買い物ポイントを貯めることも可能です。

Content目次

お得に利用できる「まきペイ」の魅力

「まきペイ」最大の魅力は、なんといってもそのお得さ。

市内でのお買い物が、より便利でお得になります。

まきペイのアプリ

引用:まきペイ公式サイト

決済金額の0.5%が毎月還元される!

「まきペイ」で支払うと、毎月月末に締めて、利用金額の0.5%がポイントとして還元され、たまったポイントは「1ポイント=1円」としてそのまま「まきペイ」での支払いに使えます。

地元でのお買い物が、よりお得になる仕組みです。

期間限定のキャンペーンも随時開催

これまでに複数回、高還元率のポイントバックキャンペーンが実施されており、市民から好評を得ています。

キャンペーン期間中は、さらにお得に「まきペイ」を利用できるチャンスです。

ポイント獲得の機会が豊富

買い物での還元だけでなく、ユニークな方法でもポイントを獲得できます。

  • 楽しい企画への参加:後述するQRラリーや宝探しなどの企画に参加することでポイントが得られます。
  • 広告クリック:今後、QRラリーや宝探しでポイント獲得などの楽しい企画や広告を1日1回クリックするとポイントが獲得出来る施策も準備しています。
  • 助け合い活動:地域住民の大切な用事を手伝うことで、ポイントを獲得できます。

まきペイの用途

引用:まきペイ公式サイト

牧之原市をより楽しむための「まきペイ」

「まきペイ」は単なる決済手段ではありません。

牧之原市での暮らしやレジャーをより豊かにするための様々な企画が用意されています。

地域を巡るQRラリー企画

「まきペイ」を使ったQRラリーは、牧之原市の魅力を再発見できる楽しい企画です。

  • 謎解きラリー:市内に隠された謎を解きながらポイントを獲得できます。
  • 健康増進企画:市内10kmコースのウォーキングなど、健康づくりを複合した企画も実施します。
  • グルメ・観光ラリー:和菓子屋さん巡りや、地域の名物を味わう勝負メシラリーなど、食や観光を楽しむ企画も展開されています。

地域住民の助け合いを促進する

「まきペイ」は、地域住民同士の繋がりも果たします。

  • スキルシェア:囲碁や将棋、力仕事、勉強、編み物、料理など、自分の得意なスキルを話し合っている人を助けることができます。
  • ポイント獲得:助けることで「まきペイ」ポイントを獲得でき、地域貢献が形になります。

紙とデジタルの2種類から選んで使える「まきペイ」

「まきペイ」は、スマートフォンをお持ちの方も、お持ちでない方も手軽に利用できるよう、2つのタイプが用意されています。

まきペイのアプリとカード

引用:牧之原市公式ホームページ(デジタルポイント「まきペイ」について)

スマートフォンタイプ

専用のブラウザページから利用登録を行います。登録後は、市内登録店舗に設置されたQRコードで決済が可能です。

利用履歴もすぐに確認でき、チャージもオンラインで確認できます。

カードタイプ

スマートフォンをお持ちでない方や、操作に不安がある方のためにカードタイプも用意されています。

事前に利用者登録が必要で、指定の窓口や一部の店舗で配布されています。

チャージ方法を選ぶ

「まきペイ」へのチャージ方法はいくつかあります。

  • クレジットカードチャージ:「まきペイ」ブラウザページからクレジットカードを使ってチャージできます。キャンペーン期間中は手数料が無料になる場合が多く、便利です。
  • 現金チャージ:チャージ対応店舗や、「まきペイ」事務局で現金でのチャージが可能です。

さらに便利に使えるよう、プリペイドカードでのチャージも検討中です。

「まきペイ」の広がりと今後の展望

「まきペイ」は利用者や加盟店舗が増加しており、地域経済の活性化にもつながることが期待されています。

まきペイでの支払い

引用:まきペイ公式サイト

現在の利用状況

2024年12月までの集計では、利用者数は約12,000人、取引取引額は57,000件、取引金額は約1億円に達しています。

登録店舗数は市内約260店舗となっており、様々な業種で利用できます。

利用者・加盟店の声

利用者からは「地元で買い物をするきっかけになった」という声が多く寄せられています。

加盟店からは「店舗PRにつながった」というメリットを感じる声も多く、一方で、「登録や店頭での運営対応が負担に感じる」という意見もあります。

運営時の不具合解消、問い合わせ先の明確化を求める声も聞かれます。

今後の機能追加と事業の展望

「まきペイ」は今後もさらに進化していく予定です。

  • チャージ方法の追加:プリペイドカード方式の導入が検討されています。
  • 行政サービスとの連携:一部の市助成金の交付に「まきペイ」を活用する取り組みが始まっています。
  • ふるさと納税連携の検討:将来的にはふるさと納税の返礼品としても利用できる仕組みが検討されていますが、地場産品基準などの課題もあります。
  • デジタルデバイド対策:今後の課題として、高齢者などIT機器の利用に不慣れな方へのサポート体制強化が挙げられています。
  • 観光客利用促進:観光客の利用促進策も今後検討していく方針です。

「まきペイ」は、市民にとってお得で便利な決済手段であるだけでなく、地域コミュニティを活性化し、新たなサービス展開への可能性を秘めた地域通貨です。

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